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【錯視で体験】「まだ見えてる」は本当? 脳の補正で見え方の変化に気づけない話

白黒のタイルがずれて並び、水平な線が傾いて見えるカフェウォール錯視の図

⏱ 約5分で読めます。画面から少し離れて、ご覧ください🍵

先に、ひとつだけお伝えしておきます。

この記事を読み終えるまでに、あなたの脳は4回、あなたに嘘をつきます。

大げさに聞こえますか? では、さっそく1つめをどうぞ。

※見え方には個人差があります。見えにくくても、どこかが悪いという意味ではありません。この記事の図は、検査や診断のためのものではありません。

目次

1つめ:現れては消える、黒い点

下の図を、少し離れて、ぼんやり眺めてみてください。

きらめき格子錯視黒地に灰色の格子、交差点に白い円が並ぶ図

白い丸のところに、黒い点がチラチラと現れませんでしたか?

でも、その点を見つめようとすると、すっと消える。追いかけても、つかまらない。

実は——黒い点は、1つも描かれていません。

この図にあるのは、黒い背景と、灰色の線と、白い丸だけ。あの黒い点は、あなたの脳が勝手に作り出したものです。

視野のはしのほうで明るさを見るとき、脳には少しクセがあります。そのクセが、ないはずの点を見せているのです。

2つめ:この線、傾いていますか?

次はこちらです。横に走る、灰色の細い線を見てください。

カフェウォール錯視黒白のタイルがずれて重なり、水平な目地が傾いて見える図

少しずつ、斜めに傾いて見えませんか? 右上がりだったり、右下がりだったり。

では、答え合わせをします。同じ図に、まっすぐな赤い線を重ねてみました。

カフェウォール錯視のタネ明かし同じ図に赤い水平線を重ね、目地が平行であることを示した図

灰色の線は、1本残らず、完全な水平です。

定規を当てても、きれいに平行。傾きは、どこにもありません。

白と黒のタイルを少しずつずらして並べた。ただそれだけで、脳が勝手に「傾き」を作り出してしまうのです。

3つめ:どちらの四角が明るいですか?

左右に、灰色の四角が1つずつあります。

同時明度対比黒背景と白背景に置かれた同一の灰色四角

左のほうが明るく、右のほうが暗く見えませんか?

では、2つの四角を、同じ色の帯でつないでみます。

同時明度対比のタネ明かし2つの灰色四角を同色の帯でつなぎ、同一の色であることを示した図

どちらも、まったく同じ色です。

帯でつなぐと、一本の均一な灰色にしか見えませんよね。

脳は、明るさを「そのもの」で判断していません。まわりと比べて判断しています。だから、同じ色でも違って見えるのです。

4つめ:描かれていない三角形

最後です。この図の真ん中に、何が見えますか。

カニッツァの三角形3つの欠けた黒い円が、存在しない白い三角形の輪郭を生む図

白い三角形が、はっきり見えますよね。3つの黒い円の上に、ふわっと浮かんでいるように。

でも、三角形の線は、1本も引いていません。

証拠をお見せします。円の欠けている向きを、外側に変えてみました。

カニッツァの三角形のタネ明かし同じ3つの円の欠けを外向きにすると三角形が消える図

三角形が、跡形もなく消えました。

図にあったのは、最初から欠けた円が3つだけ。脳が「ここに三角形があるはずだ」と推測して、輪郭を描き足していたのです。

おまけ:目でも味わえる錯視

実は、こういう「止まっているのに動いて見える」渦や、線の重なりが波打って見える「モアレ」も、同じ脳の勘違いから生まれる現象です。

回転して見える渦巻き錯視とモアレパターン
止まっているのに回転して見える渦、線の重なりが生む「モアレ」

見ているだけで、ちょっと目が回りそうになりますよね。これも脳が「動き」や「模様」を勝手に補って処理しようとするクセの一種です。

ここまでで、4回

ひな

ぜんぶ見えた……のに、違うの?

ぱきら

そう。脳は見たままを見せてくれないんだ

いかがでしたか。

ないはずの黒い点が見え、平行な線が傾いて見え、同じ色が違って見え、描かれていない三角形が見えた。

たった4つの図で、脳は4回、事実と違うものを見せてきました。

ここで大事なのは、「だまされた自分がうっかりしていた」という話ではないことです。だまされない人は、いません。

目が受け取った情報を、脳はそのまま見せてくれない。

いつも補正して、推測して、足りないところを埋めて、「いい感じ」に整えてから、私たちに届けている。それが脳の仕事です。

ふだんの生活では、とてもありがたい働きです。おかげで、世界はなめらかに見えています。

でも、ここからが本題です

脳が「いい感じに整えてくれる」ということは——

見え方が少しずつ変わっても、脳がうまく補ってしまう、ということでもあります。

見え方の変化は、ある日突然やってくるものばかりではありません。ゆっくり、少しずつ進むこともあります。

そして、ゆっくりであればあるほど、脳は上手に補ってくれます。

だから本人は、こう思っているのです。

「まだ、ちゃんと見えている」

その「まだ見えている」という感覚じたいが、脳が整えてくれた結果かもしれない。今日の4つの図は、そういうことを教えてくれます。

自覚を待つのではなく、確認しにいく

ひな

じゃあ、自分では気づけないってこと?

ぱきら

だから、待つんじゃなくて確認しにいくんだよ

私たちは、体のことを「自覚」で判断しがちです。痛くなったら病院へ。見えにくくなったら眼科へ。

でも見え方については、その自覚が、いちばん当てにならない相手——自分の脳——から届いています。

だとしたら、やることは1つです。

自覚が来るのを待つのではなく、定期的に、確認しにいく。

今日の4つの図で、「自分の見え方って、思っているほど当てにならないんだな」と感じてもらえたなら、この記事の目的は果たせました。

見え方で気になることがあれば、自己判断せず眼科で相談してください。

本当に増えてます。白内障、緑内障、網膜剥離、黄斑変性症、MDG、網膜色素変性症。

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ぱきら

この記事を書いた人|ぱきら

健康食品・自然食品の販売現場に立ち続けて約25年。健康食品やサプリメントを主軸に、寝具・化粧品・整水器・補聴器まで、延べ数千点の「健康にまつわる商品」を直接お客様に届けてきました。華やかな広告の裏にある「商品の本当の姿」と、流行に流されない「賢い選び方」をお伝えしています。

→ くわしいプロフィールはこちら

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この記事を書いた人

25年間、現場で「健康の正体」を見極めてきた目利き
はじめまして。健康業界の現場に立ち続けて約25年。健康食品やサプリメントを主軸に、寝具全般、化粧品、補正下着、整水器に、インソール、健康ジュエリー、空気清浄機、自然食品から補聴器まで、延べ数千点に及ぶ「健康にまつわる商品」をは幅広いジャンルで直接お客様に届けてきました。

私がこの四半世紀で学んだこと。それは、「華やかな広告やマーケティングの裏にある、商品の本当の姿」です。

世の中には「国産=安心」「高価=高品質」というイメージが溢れていますが、現場で多くのお客様の体調の変化や原材料の真実を見てきた私には、別の景色が見えています。何を食べるか、何を使うか以上に大切なのは、情報に惑わされず「自分に本当に必要なもの」を【正しく選ぶ力】です。

このブログでは、忖度なしの現場経験をベースに、流行に流されない「賢い商品選びの基準」をシェアしていきます。あなたの体が、もっと楽に、もっと健康でい続けるための「考えるヒント」になれば幸いです。

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