機能性表示食品・2025年の制度改正|あの騒動のあと、何が変わったのか

朝の台所の窓辺に置かれた白いラベルのサプリメントのボトルと湯呑

✅ 今日の結論

  • 2024年の健康被害をきっかけに、機能性表示食品のルールは2024〜2026年に段階的に変わりました。
  • 健康被害情報の提供を義務化/新規成分等の届出に慎重に確認する特例/対象の錠剤・カプセル剤等にGMPによる製造・品質管理。
  • ただし「国が審査して許可する制度ではない」という根本は変わっていません。
  • GMPと容器包装表示の経過措置は、2026年8月末で終わりました。新しい表示は、2026年9月1日以降に製造・加工・輸入される食品に適用されます。

⏱ 約4分で読めます。あの騒動を覚えている方へ🍵

2024年の春、紅麹の成分を使った健康食品で健康被害が出ました。

売り場でも「サプリって、大丈夫なの?」と、何度も聞かれました。

あれから制度は段階的に見直されました。2024年9月、2025年4月、そして2026年9月で変わった点を、分けて整理しておきます。

手のひらにのせた2粒のカプセル
毎日ひとつぶ飲むものだからこそ、つくり方のルールが問われました。(写真:Wikimedia Commons/CC BY-SA)
読者の疑問(?)

あの騒ぎのあと、何か変わったの?

ぱきら

変わったよ。しかも、けっこう大きくね

目次

変わったのは、この4つ

何が変わったこと時期・対象
健康被害情報の提供医師が診断した、健康被害と疑われる情報の提供を義務化2024年9月1日から
新規成分等の届出確認販売前の提出期限は原則60営業日前。慎重な確認が必要な場合は120営業日前の特例2025年4月1日から運用。新規成分すべてが一律120営業日という意味ではありません
GMP(製造・品質管理)対象の機能性表示食品の要件に天然抽出物等を原材料とする錠剤・カプセル剤等。経過措置後の適用は2026年9月1日から
容器包装の表示「機能性表示食品」の文字を主要面の上部に枠で囲み、届出番号を近くに表示2024年9月施行。2026年9月1日以降に製造・加工・輸入される食品に適用
施行日と経過措置後の適用日を分けて示しています。

📖 出典:消費者庁・2026年8月27日記者会見(GMP・容器包装表示の適用)/消費者庁「機能性表示食品制度の令和6年度の見直しについて」p.24–25(新規成分等の確認)/健康被害の情報提供義務化(施行期日)

機能性表示食品の制度改正の流れ2024年3月の健康被害から2026年9月のGMP・表示の新ルール適用までの時系列図 2024年3月 健康被害 が表面化 2024年9月 健康被害の 報告が義務に 2025年4月 届出確認の 新手続き開始 2026年9月 GMP・表示の 新ルール適用

いちばん大きいのは「報告の義務化」

以前は、健康被害の情報が会社の中で止まってしまうことがありました。

今は、医師が診断した健康被害は、因果関係がはっきりしていなくても報告しなければなりません。

「よくわからないから、様子を見る」——それができなくなった、ということです。私は、ここがいちばん大きいと思っています。

パッケージの切り替えは、2026年8月で区切りを迎えました

「機能性表示食品」という文字を、容器の主要な面の上部に、枠で囲んで書くルールになりました。機能の説明文全体を枠で囲む、という意味ではありません。届出番号も近くに表示されます。

この切り替えには経過措置がありましたが、2026年8月末で終わりました。2026年9月1日以降に製造・加工・輸入される機能性表示食品には、新しい表示方法が適用されます。

2026年8月31日までに製造・加工・輸入された食品には、旧ルールの表示が残ることがあります。旧表示というだけで、違反や危険とは判断できません。売り場で見比べるときは、届出番号も確かめてみてください。

それでも、変わっていないこと

読者の疑問(?)

じゃあ、もう安心ってこと?

ぱきら

そこはね、変わってないんだ

厳しくはなりました。でも「会社が届け出る制度」であって、「国が審査して許可する制度」ではない。この根本は、いまも変わっていません。

だから、根拠を自分で確かめる習慣は、これからも効きます。トクホ・機能性表示食品・特許の違いは、こちらにまとめました。

→ 機能性表示食品とトクホの違い|その表示、国が確かめたものですか?

制度というのは、たいてい何かが起きてから厳しくなります。今回は、報告・確認・製造管理・表示のルールが段階的に強化されました。

それでも、最後に選ぶのは私たちです。

サプリメントは、名前が同じでも中身は同じではありません。1か月1,000円のものもあれば、3万円のものもあります。食事にも、1回500円のものと3万円のものがあるのと同じです。

だからこそ、選び方が大事なのです。見るところは、サプリメントの選び方|CMや芸能人で決めていませんか。含有量と産地の見方にまとめました。

※この記事は制度の変更点を説明したものであり、特定の商品や企業を評価するものではありません。体調に不安があるときは医療機関にご相談ください。

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原材料名の「/」の意味、カッコの中の読み方、そして「無添加」「自然塩」「食塩相当量」の落とし穴。売り場に25年立って身についた見方を、A4・1枚にまとめました。スマホでそのまま開けます。棚の前で迷ったときに、お使いください。

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ぱきら

この記事を書いた人|ぱきら

健康食品・自然食品の販売現場に立ち続けて約25年。健康食品やサプリメントを主軸に、寝具・化粧品・整水器・補聴器まで、延べ数千点の「健康にまつわる商品」を直接お客様に届けてきました。華やかな広告の裏にある「商品の本当の姿」と、流行に流されない「賢い選び方」をお伝えしています。

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この記事を書いた人

25年間現場で「健康の正体」を見極めてきた目利き
はじめまして。健康業界の現場に立ち続けて約25年。自然食品、健康食品やサプリメントを主軸に、寝具全般、化粧品、補正下着、整水器に、インソール、健康ジュエリー、空気清浄機から補聴器まで、延べ数千点に及ぶ「健康にまつわる商品」をは幅広いジャンルで直接お客様に届けてきました。

私がこの四半世紀で学んだこと。それは、「華やかな広告やマーケティングの裏にある、商品の本当の姿」です。

世の中には「国産=安心」「高価=高品質」というイメージが溢れていますが、現場で多くのお客様の体調の変化や原材料の真実を見てきた私には、別の景色が見えています。何を食べるか、何を使うか以上に大切なのは、情報に惑わされず「自分に本当に必要なもの」を【正しく選ぶ力】です。

このブログでは、忖度なしの現場経験をベースに、流行に流されない「賢い商品選びの基準」をシェアしていきます。あなたの体が、もっと楽に、もっと健康でい続けるための「考えるヒント」になれば幸いです。

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