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「無添加」は意味ない?|表示のルールと、何が入っていないかの確かめ方

⏱ 約5分で読めます。「無添加」と書かれた袋を、思い浮かべながらどうぞ🍵

✅ 今日の結論

  • 「無添加」とだけ書かれた表示は、2024年4月から実質的に認められなくなりました。
  • 何が入っていないのか」を書かなければ、表示できません。
  • ただし今も表示しなくてよい添加物があります。無添加=添加物ゼロ、ではありません。

「これ、無添加だから安心よね」

売り場でいちばん多く聞く言葉のひとつです。

でも——「何が」無添加なのか。そう聞き返すと、答えられる方はほとんどいません。

目次

「無添加」とだけ書くのは、もうできません

2022年3月、消費者庁が「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」を作りました。2年の移行期間を経て、2024年4月から本格的に適用されています。

そのガイドラインで、注意すべき類型の1番目に挙げられているのが——「単なる『無添加』の表示」です。

理由は単純です。それでは、何が入っていないのか、買う側にわからないからです。

ひな

じゃあ今「無添加」とだけ書いてあったら?

ぱきら

本来なら、もう直っているはずのもの、ということだね

無添加表示の良い例と悪い例左は「無添加」とだけ書かれた表示、右は何が無添加かを書いた表示の比較 無添加 何が入っていないのか わからない 保存料・着色料 無添加 何が入っていないのか わかる

注意すべき類型は、全部で10あります

そのうち、買う側に関係の深いものを5つ挙げます。

どんな表示かなぜ問題なのか
単なる「無添加」何が無添加なのか、わからない
「化学調味料無添加」
など法令にない用語
「化学調味料」という区分は
法令に存在しない
同じ働きのものを
使っているのに無添加
「保存料無添加」でも
日持ちを良くするものが入っている場合がある
健康・安全と
結びつける表示
「無添加だから体にやさしい」は
添加物=危険という誤解を与える
加工助剤・キャリーオーバー
があるのに無添加
表示が免除されているだけで
実際には使われている場合がある
出典:消費者庁「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」PDF(全10類型が掲載されています)

いちばん大事なのは「表示しなくていい添加物」があること

ここを知らない方が、本当に多い。表示が免除されるものが3つあります。

  • 加工助剤……製造の途中で使い、できあがりにはほとんど残らないもの。
  • キャリーオーバー……原材料には入っていたけれど、その食品では働きをしないもの。
  • 栄養強化の目的で使うもの……ビタミンやミネラルなど。

つまり——「無添加」と書いてあっても、添加物がまったく使われていない、という意味ではありません。

では、「無添加」に意味はないのか

ひな

じゃあ無添加って、意味ないってこと?

ぱきら

いや、意味はあるよ。書かれ方を見ればね

意味はあります。ただし書かれ方を見たときに限ります。

「◯◯無添加」と具体的に書いてあれば、その◯◯は入っていません。これは確かな情報です。買う側にとって、はっきりした手がかりになります。

意味がないのは、「無添加」とだけ書かれたもの。あれは、何も約束していないのと同じです。

売り場にある、3つの実例

言葉だけではぴんと来ないと思うので、売り場で実際に見かけるものを挙げます。

器に盛られた明太子
明太子の売り場では、金色の「無着色」シールをよく見かけます。(写真:Wikimedia Commons/CC BY-SA)

① 明太子の「無着色」

金色のシールで「無着色」。いかにも体に良さそうに見えますよね。

たしかに着色料は使われていません。ただし裏を返すと、書いてあるのはそれだけです。調味料、酸化防止剤、甘味料——そして発色剤が入っていることがあります。

ここが肝心なのですが、発色剤は着色料ではありません。着色料が「別の色をつける」ものなのに対し、発色剤は「もとの色を保つ」もの。区分が違うので、発色剤を使っていても「無着色」と書けます。ルール違反ではないのです。

② ハム・ソーセージの「発色剤不使用」

今度は逆に、発色剤を使っていないもの。断面がピンクではなく、少しくすんだ色をしています。あれが本来の肉の色です。

ただしこちらも、書いてあるのは発色剤のことだけ。リン酸塩や調味料、酸化防止剤は別の話です。

皿に盛られたハムの薄切り
ハムやソーセージの鮮やかなピンクは、発色剤によるものです。使わなければ、もう少しくすんだ色になります。(写真:Wikimedia Commons/CC BY-SA)

③ パンや惣菜の「保存料不使用」

これは少し事情が違います。保存料は使っていない。けれど日持ちを良くする別のもの(pH調整剤やグリシンなど)が入っていることがあります。

働きが同じなのに「不使用」とうたう——これはガイドラインが注意すべき類型として挙げているほうに当たります。①や②とは、性質が違うわけです。

スライスされた食パン
「保存料不使用」でも、日持ちを良くする別のものが入っていることがあります。(写真:Wikimedia Commons/CC BY-SA)

「今はもう、こういうのはないのでは?」

よく聞かれます。答えは——今もあります。しかも、その多くは合法です。

ガイドラインが正そうとしたのは、「何が無添加か書かない」「健康に良いと思わせる」といった書き方です。「無着色」のように、何を使っていないか具体的に書いてあるものは、対象になりません。

つまりルールが変わっても、「ひとつだけ書いて、あとは書かない」という見せ方は残ります。嘘はついていないのですから。

だからこそ、最後は裏の一覧を見るしかないのです。

売り場での見方、3つ

  1. 「何が」無添加なのか、書いてあるか確かめる。書いていなければ、その3文字は情報になっていません。
  2. 表の宣伝より、裏の原材料表示を見る。結局、ここがいちばん正直です。
  3. 同じ働きのものが入っていないか見る。「保存料無添加」でも、日持ちを良くするものが入っていることがあります。

「無添加」は、安心の証明書ではありません。

でも、読み方さえ知っていれば、ちゃんとした手がかりになります。表の3文字ではなく、裏の一覧を見る。それだけのことです。

※この記事は表示のルールを説明したものであり、特定の商品や添加物の安全性を評価するものではありません。食品添加物は国が安全性を確認したうえで使用が認められています。

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ぱきら

この記事を書いた人|ぱきら

健康食品・自然食品の販売現場に立ち続けて約25年。健康食品やサプリメントを主軸に、寝具・化粧品・整水器・補聴器まで、延べ数千点の「健康にまつわる商品」を直接お客様に届けてきました。華やかな広告の裏にある「商品の本当の姿」と、流行に流されない「賢い選び方」をお伝えしています。

→ くわしいプロフィールはこちら

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この記事を書いた人

25年間、現場で「健康の正体」を見極めてきた目利き
はじめまして。健康業界の現場に立ち続けて約25年。健康食品やサプリメントを主軸に、寝具全般、化粧品、補正下着、整水器に、インソール、健康ジュエリー、空気清浄機、自然食品から補聴器まで、延べ数千点に及ぶ「健康にまつわる商品」をは幅広いジャンルで直接お客様に届けてきました。

私がこの四半世紀で学んだこと。それは、「華やかな広告やマーケティングの裏にある、商品の本当の姿」です。

世の中には「国産=安心」「高価=高品質」というイメージが溢れていますが、現場で多くのお客様の体調の変化や原材料の真実を見てきた私には、別の景色が見えています。何を食べるか、何を使うか以上に大切なのは、情報に惑わされず「自分に本当に必要なもの」を【正しく選ぶ力】です。

このブログでは、忖度なしの現場経験をベースに、流行に流されない「賢い商品選びの基準」をシェアしていきます。あなたの体が、もっと楽に、もっと健康でい続けるための「考えるヒント」になれば幸いです。

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