塩を売り場で選ぶ4つのものさし|原材料名・結晶の形・価格・味

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✅ 今日の結論
- 塩は「原材料名」「結晶の形」「価格」「味」の4つで選べます。それ以上は要りません。
- いちばん確実なのは原材料名。「海水」だけかどうか、それだけ見てください。
- ミネラルの多さで選ぶ必要はありません。塩から摂れる量は、たかが知れています。
塩の売り場で、立ち止まったことはありませんか。
150円のものから、1,500円のものまで並んでいる。「海の精」「藻塩」「ヒマラヤ」——どれも良さそうに見えて、結局いつものを買って帰る。
私も昔はそうでした。ですので今日は、ものさしを4本だけお渡しします。これがあれば、5秒で決まります。
ものさし① 原材料名 ——「海水」だけか

これがいちばん簡単で、いちばん確実です。
原材料名が「海水」だけなら、それは海水から作った塩そのもの。よけいなものは入っていません。
いっぽう「天日塩/炭酸マグネシウム(固結防止剤)」のようにスラッシュが入っていたら——柱の記事で書いたとおり、その後ろは添加物です。

じゃあ、その添加物って危ないの?

いや、そこは誤解しないでほしいんだ
炭酸マグネシウムが危険だという話ではありません。塩が固まるのを防ぐために使われるもので、安全性は確認されています。
ただ、私たちが塩に求めているのは、塩味です。よけいなものが入っていないほうが、素直でいい。私はそう思って選んでいます。
参考:原材料が「海水」だけのもの
「じゃあ、どれを買えばいいの?」と聞かれることが多いので、一例を挙げておきます。沖縄の海水だけを原料にした塩です。パウダー状なので、振って使うのに向いています。
この商品は「ミネラルが豊富」であることを売りにしていますが、私が挙げた理由はそこではありません。原材料が海水だけ、その一点です。お手元に届いたら、袋の裏の原材料名も見てみてください。
ものさし② 結晶の形 —— しっとりか、さらさらか
意外に見落とされますが、使いやすさはここで決まります。

| 粒のようす | 向いている使い方 |
|---|---|
| しっとり (粗塩など) | おにぎり、浅漬け、塩もみ ——手で扱うもの。指にほどよくつきます |
| さらさら (焼き塩など) | 下味つけ、卓上の塩、揚げ物 ——振りやすく、量を加減しやすい |
好みというより、用途の問題です。おにぎりをさらさらの塩で握ると、手からこぼれてうまくいきません。
ものさし③ 価格 —— 毎日続けられるか
天日や平釜でつくった塩は、手間がかかるぶん高くなります。それは正当な値段です。
ただ、売り場で25年見てきて思うのは——高い1本を買って、大事にしすぎて使い切れない。これがいちばんもったいない、ということです。
おすすめは2本持ちです。
- 普段づかい……下ゆで、パスタのゆで汁、塩もみ。たっぷり使うので手ごろなもので十分です。
- 仕上げ用……おにぎり、焼き魚、天ぷら。ここは少量なので、いいものを。
1,500円の塩でパスタをゆでる必要は、ありません。
ものさし④ 味 —— 最後はここです
ミネラルの量ではありません。粒の溶け方、口に入れたときのあたりの柔らかさ。これは料理に確実に出ます。

試すならおにぎりがいちばん分かりやすい。具も何も入れず、塩だけで握ってみてください。塩を変えると、びっくりするほど違います。

「体にいい塩」を選ばなくていいの?

それがね、塩は健康食品じゃないんだよ
「体にいいから」ではなく、「おいしいから」選ぶ。塩に関しては、それがいちばん正直だと思っています。
参考:味で選ぶなら、こんな塩も
①〜③で普段づかいを決めたら、あとは楽しむだけです。味に特徴のあるものを2つ挙げておきます。
藻塩(もしお)——海藻の旨みを移した塩です。原材料に「海藻エキス」と書かれていますが、これは添加物ではありません。万葉集にも出てくる、日本の古い製法そのものです。おにぎりや天ぷらに。
ろく助の白塩——ここで、原材料名を見てください。食塩のほかに昆布・干椎茸・干帆立貝と書かれています。つまりこれは「塩」ではなく、調味塩です。
うま味が加えてあるので、おにぎりや天ぷらが、これひとつで決まります。「塩」のつもりで買うと戸惑いますが、そういうものだと分かって使えば、とても便利な一本です。
——原材料名が読めると、こういう判断ができるようになります。それが今日いちばん、お伝えしたかったことです。
いずれも、原材料名はお手元のパッケージでご確認ください。自分で確かめる。この記事でお伝えしたかったのは、結局そこです。
4つを、1枚にまとめると
| ものさし | 見るところ |
|---|---|
| ① 原材料名 | 「海水」だけか。スラッシュの後ろに何かないか |
| ② 結晶の形 | しっとり(手で使う)/さらさら(振って使う) |
| ③ 価格 | 普段づかいと仕上げ用の2本持ちに |
| ④ 味 | おにぎりで試す。ミネラルの量ではない |
この4つ以外は、正直、気にしなくていいと思っています。
「ミネラル豊富」「自然のちから」——売り場にはいろいろな言葉が並びますが、そのほとんどは、選ぶ手がかりになりません。
※この記事は塩の選び方についての考え方をまとめたものであり、特定の商品の優劣や、病気の予防・治療の効果を示すものではありません。
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この記事を書いた人|ぱきら
健康食品・自然食品の販売現場に立ち続けて約25年。健康食品やサプリメントを主軸に、寝具・化粧品・整水器・補聴器まで、延べ数千点の「健康にまつわる商品」を直接お客様に届けてきました。華やかな広告の裏にある「商品の本当の姿」と、流行に流されない「賢い選び方」をお伝えしています。

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