本みりんとみりん風調味料の違いは?みりんタイプを含む3種類の選び方

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✅ 今日の結論
- 売り場で比べたいのは本みりん・みりん風調味料・みりんタイプ調味料。法律上の正式な3分類という意味ではありません。
- 違いは原材料・アルコール分・塩分。本みりんは酒類ですが、価格だけで健康によいかどうかは決まりません。
- 料理の目的と、商品の表示を見て選ぶ。全部を本みりんに替える必要はありません。
- 正直に言うと、私の台所は、もうこれ1本(味の母=みりんタイプ調味料)で足りています。みりんと料理酒の両方の役目をしてくれるからです。
⏱ 約5分で読めます。台所のみりんを手元に置いて、ご一読ください🍵
正直に言うと、「みりん、どれを買えばいいの?」と売り場で聞かれることは、ほとんどありません。醤油や味噌ほどは聞かれない調味料です。ただ、値段だけは目に入ります。同じ棚に、同じような形のボトルが並んでいて、片方だけが高い。

お父さん、「みりん風」って、みりんの仲間ってことでしょ?
料理での使い道は似ているけれど、中身やお酒としての扱いは違うんだよ。今日は、その裏側を見てみます。
本みりん・みりん風・みりんタイプの違い
本みりん――酒税法上の「みりん」
本みりんは酒税がかかるお酒です。酒税法では原料や製法に加え、アルコール分15度未満、エキス分40度以上などの要件があります。一般的なアルコール分は約14%。もち米・米こうじ・焼酎や醸造アルコールなどを使い、米のでんぷんを糖に変えて熟成させます。
糖類を加えた本みりんもあります。酒税法施行令では、ぶどう糖や水あめなども原料として認められています。原材料の数が少ないほど健康によい、という話ではありません。
みりん風調味料――糖類を中心に調合
水あめなどの糖類に酸味料や調味料などを合わせ、みりんに似た風味にした調味料です。アルコール分は1%未満で、酒類には当たりません。「ほとんど入っていない」と「ゼロ」は別なので、必要な方は商品表示を確認してください。
みりんタイプ調味料――アルコールと塩分を含む
ここでは、甘みとアルコール分を持ち、加塩して飲用に適さないようにした調味料を指します。酒類には当たらず、発酵させるものやブレンドするものなど、製法はさまざまです。
「発酵調味料」には料理酒タイプも含まれるため、発酵調味料なら全部みりんタイプ、ではありません。「加塩」という説明だけでも用途は決められません。
原材料・アルコール分・塩分を比較

出典:全国味淋協会「本みりんの知識」、FAMIC広報誌2019年春号・14ページ
本みりんには酒税がかかり、原料や熟成期間なども価格に関わります。ただ、価格差を税金や原材料だけで説明しきることはできません。
料理の目的で選ぶ――照りは本みりんだけ?
甘みや照りをつけたいなら、みりん風調味料も選択肢です。FAMICも、その用途を紹介しています。本みりんについては、糖類とアルコールによる煮崩れ防止や、加熱時の臭みをやわらげる働きを説明しています。仕上がりは食材や加熱方法でも変わります。
みりんタイプを使うときは、含まれる塩分に合わせて醤油や塩を調整してください。全部を本みりんにする必要はない、というのが私の考えです。
保存方法は商品ごとの案内を優先
キッコーマンの案内では、開封後の本みりんは冷暗所、みりん風調味料は冷蔵庫です。本みりんは冷蔵すると糖分が結晶化することもあります。ただし、すべての商品に共通するルールではありません。みりんタイプも含め、ラベルやメーカーの開封後の案内を確認し、早めに使いましょう。
裏ラベルは、名前と中身を合わせて見る
- 「品目」「名称」などの表示と、アルコール分を確認。どの商品にも「種類別名称」という同じ欄があるわけではありません。
- 原材料名で、糖類や食塩など何を使っているかを見る。「3つならよい」と数えるだけでは判断できません。
- 塩分の量は栄養成分表示の「食塩相当量」で確認。100ml当たりか大さじ1杯当たりか、比較する単位もそろえます。
表示の基本は、原材料表示の読み方で詳しくまとめています。
私が台所で使うのは、味の母
※2本とも私の勤める会社でも取り扱っている商品です。以下は楽天アフィリエイトの広告です。自分の台所で実際に使っているものを挙げています。
味の母(みりんタイプ調味料)
紹介する720ml瓶の原材料は、米(国産)・米こうじ・食塩。アルコール分は約10%、大さじ1杯(15ml)当たり食塩相当量0.3gです。醤油や塩を気持ち控えめにしてみてください。
正直に言うと、私の台所は、もうこれ1本で足りています。みりんと料理酒の両方の役目をしてくれるからです。
補足:本みりんを選ぶなら、福来純
本みりんを1本選ぶなら、これです。メーカーによると、もち米・米麹・米焼酎で造り、熟成に3年程度かけています。原材料や熟成の違いから選びたいときの一例です。
まとめ――今日、棚の前でできること
正直に言うと、私の台所は、もうこれ1本(味の母)で足りています。みりんと料理酒の両方の役目をしてくれるから。
台所のみりんを1本、裏返してみてください。甘みや照り、料理酒との兼用など、何に使いたいか。そのうえで原材料とアルコール分、食塩相当量を確認する。棚の前で、裏を見る。それが選ぶ手がかりです。
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