ヨーグルトの選び方|菌の違い・種類別の見方・食べる時間

⏱ 約6分で読めます。冷蔵庫のヨーグルト食べながら、ご一読ください🍵
✅ 今日の結論
- ヨーグルトは、発酵するときに使う菌によって働きが変わります。
ある菌で認められたことが、別の菌にも当てはまるとは限りません。 - だから私は、いつも同じものではなく、ときどき違うヨーグルトを選ぶことをおすすめしています。
- 裏の「種類別」を見てください。「発酵乳」と「乳酸菌飲料」は、法律上まったく別のものです。
- 食べる時間は食後に理屈があります。ただし、いつ食べてもかまいません。続くことのほうが大事です。
「ヨーグルトなんて、どれを買っても同じでしょう」——売り場で、よく聞く言葉です。

だって、どれも白くて酸っぱいよ。何が違うの?

それがね、売り場の中でもいちばん「中身が違う」食品かもしれないよ。
ヨーグルトは「菌」で働きが変わります
ヨーグルトのパッケージに、菌の名前がわざわざ書いてあるのを見たことがあると思います。あれは飾りではありません。菌が違えば、働きも違うからです。
厚生労働省の情報サイト「eJIM」には、こう書かれています。
異なる種類のプロバイオティクスは、異なる効果があります。例えばある特定の乳酸桿菌属がある病気の予防に効果があるとしても、他の乳酸桿菌属も同じ効果があるとは限りません
つまり、「ヨーグルト」とひとくくりにはできない、ということです。ある商品で確かめられたことを、別の商品がそのまま持っているわけではありません。同じ「乳酸菌」という名前でも、中身は別ものだと考えてください。
なお同じページには、プロバイオティクス全般について「多くの研究が必要です」とも書かれています。分かっていることと、まだ分かっていないことの両方がある——そういう分野だという前提で読んでいただくのが正直なところです。
だから、いつも同じものでなくていい
ここからは、売り場に25年立ってきた私の考えです。
菌ごとに働きが違うのなら、ひとつの菌だけを取り続けるより、いろいろな菌に触れておくほうが自然だと私は考えています。人の大腸には40兆を超える細菌が住んでいるといわれます。そこにいつも同じ一種類だけを送り込むより、入り口を広く持っておく。そういう感覚です。
📖 出典:国立長寿医療研究センター「あなたの腸は大丈夫? ―いきいき腸内細菌!―」
もうひとつ、現場で実感しているのは「合う・合わないは人による」ということです。同じ商品でも、いいと言う方と、そうでもないと言う方がいます。こればかりは試してみないと分かりません。
おすすめは、ひとつを1〜2週間ほど続けてみて、次は違うものにしてみるという買い方です。毎日ころころ変えるのではなく、区切って変える。そうすると「これは自分に合っていたな」というのが、なんとなく分かってきます。
あっていてても慣れてくるので様々な種類を食べるのが個人的なおすすめです、私はヨーグルトを買う際は3種類くらいバラバラのものを買ってます、時にはヨーグルトブレンドなど子どもとどのヨーグルトか当てるなんてのも楽しみながら食事ができるのではないでしょうか?
裏の「種類別」を見てください
さて、ここからが売り場での見分け方です。ヨーグルトの棚には、よく似た見た目の商品が並んでいますが、裏の一括表示にある「種類別」を見ると、法律上の区分がはっきり分かります。
「乳等省令」で、次の5つに分けられています。
| 種類別 | 無脂乳固形分 | 乳酸菌数(1mlあたり) |
|---|---|---|
| 発酵乳 | 8.0%以上 | 1,000万以上 |
| 発酵乳(殺菌) | 8.0%以上 | 規定なし |
| 乳製品乳酸菌飲料 | 3.0%以上 | 1,000万以上 |
| 乳製品乳酸菌飲料(殺菌) | 3.0%以上 | 規定なし |
| 乳酸菌飲料 | 3.0%未満 | 100万以上 |
📖 出典:全国発酵乳乳酸菌飲料協会「法規で定められた規格」(乳及び乳製品の成分規格等に関する省令)
いわゆるヨーグルトは、いちばん上の「発酵乳」です。無脂乳固形分が8.0%以上と決まっていて、これは牛乳から水分と脂肪を除いた中身の濃さだと思ってください。一方、下の3つは3.0%以上、あるいは3.0%未満。同じ売り場に並んでいても、乳の中身の濃さがまるで違います。
そしてもうひとつ大事なのが「(殺菌)」の表示です。ここには乳酸菌数の規定がありません。加熱してあるので、生きた菌はいないということです。
ただし、これは「劣っている」という意味ではありません。常温で長く置ける利点がありますし、次の章で触れるとおり、菌は生きていなければ意味がない、というわけでもないのです。
食べる時間は、いつがいいのか
よく聞かれる質問です。理屈のうえでは食後に分があります。
胃酸には強い殺菌力があります。空腹時はその胃酸が濃い状態ですが、食後は胃の中に食べ物があるぶん胃酸が中和されるので、菌が生きたまま腸に届きやすい——という説明です。
ただし、これを説明している日本乳業協会自身が、同じページでこう言い切っています。ヨーグルトは「いつ食べても良い」食品であり、摂取タイミングに厳密な決まりはないと。そして、乳酸菌は生きていなくても健康上のメリットがあることが分かってきているとも書かれています。
📖 出典:一般社団法人日本乳業協会「ヨーグルトは、いつ食べるとよいですか?」
都合のいいところだけを取れば「食後に食べましょう」で終わります。ですが、両方を並べたうえでお伝えしたいのは、時間を気にして続かなくなるくらいなら、続く時間に食べたほうがいいということです。

いちばん効果的なのは続けることです、身体が調子よくなるのも悪くなるのも継続です。
売り場に立って伝えたいこと

ヨーグルトの棚の前で見ていただきたいのは、表の「〇〇菌配合」という大きな文字ではなく、裏の「種類別」と、菌の名前です。
そして、いつも同じものを手に取っているなら、次は隣のものを試してみてください。同じものを買い続けるのは、選んでいるようで、実は選んでいない——私はそう思っています。
ヨーグルトにおいてはこれが一番というのはないというのが結論です、特に粗悪なものはないですが、無糖をえらんでほしいです、意外とヨーグルトの砂糖はたくさん入ってるのではちみつやオリゴ糖などで甘みをつけてナッツなどと一緒に食べることをお勧めします。
味噌でも、塩でも、ごま油でも、この連載は同じところに行き着きます。パッケージの表側ではなく、裏の表示を見る。それだけで、同じ棚に並ぶ商品の見え方が変わってきます。
※この記事は食品表示と栄養について説明したものであり、特定の疾病の予防や治療の効果を示すものではありません。体調に不安のある方は、かかりつけの医師にご相談ください。
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この記事を書いた人|ぱきら
健康食品・自然食品の販売現場に立ち続けて約25年。健康食品やサプリメントを主軸に、寝具・化粧品・整水器・補聴器まで、延べ数千点の「健康にまつわる商品」を直接お客様に届けてきました。華やかな広告の裏にある「商品の本当の姿」と、流行に流されない「賢い選び方」をお伝えしています。

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