原材料表示の読み方|多い順と「/」の後ろ、見るのは3か所

食品の袋を手に取り、裏のラベルを覗き込んでいる手元

✅ 今日の結論

  • 原材料表示は、多い順?――はい。重量の多いものから順に書くと、法律で決まっています
  • 「/」より後ろは、食品添加物です。「/」がなく、改行や別の欄で区切ってある商品もあります
  • ただし多い順は、原材料は原材料の中で、添加物は添加物の中で。ひとつながりの順位ではありません
  • 見るのは3か所だけ。①最初の3つ ②砂糖・油の位置 ③「/」の後ろ

⏱ 約6分で読めます。手元にある食品の裏を、見ながらどうぞ🍵

いきなりですが、うれしいお知らせから。

あなたの健康は、あなた自身の手で、もっと良くしていけます。お医者さんやお薬に頼る前に、毎日の食卓でできることが、たくさんあるのです。

ただ、ひとつだけ。「健康」「無添加」「こだわり」――表の言葉だけでは、その商品が本当は何でできているかは分かりません。

読者の疑問(?)

お父さん、身体を守るのはお医者さんじゃないの?

ぱきら(微笑み)

もちろん頼るよ。でもね、毎日守ってるのは”食事を選ぶ自分”なんだ

健康食品の販売現場に25年。私がいちばんお伝えしたいのは、むずかしい健康法ではありません。買い物のとき、ほんの少し「裏」を見る。たったこれだけで、毎日が変わっていきます。

目次

未来は、これから明るくできます

同じ遺伝子を持つ双子の30歳。ここから、一人は毎日3度の食事にこだわり、よく歩き、規則正しく暮らす。もう一人は昼まで寝て、食べたい時にコンビニ弁当とカップ麺で済ませる。10年後、20年後。二人はきっと、ずいぶん違う毎日を過ごしているはずです。同じスタートでも、です。

これ、裏を返せばとても希望のある話です。持って生まれたものが同じでも、これからの毎日で、未来は明るく変えられるということですから。難しいことはいりません。日々の食事に、ほんの少しこだわるだけ。

何を見て、買っていますか?

値段。名前。ブランド。形。色。パッケージの美しさ。

正直に言います。それ、全部あてになりません。

  • 値段が高いから安心?——高くても中身が伴わないものはあります
  • 形や色がきれい?——それは、いくらでも作れます
  • 「純粋」「素材のうまみ」という名前?——名前は、なんとでも付けられます。たいそうな名前ほど、中身は大したことがない。私はそう感じています
  • 大手の有名ブランドだから?——安心なものもありますが、正直、大手で「自然で健康的」なものは、そう多くありません

表の宣伝文句は、売るための言葉です。本当のことは、いつも裏に書いてあります。

裏を見るクセを、つけてください

先日、こんなことがありました。

ずっとお気に入りで買っていた、乾燥のお味噌汁の具。中のわかめは国産だったのに、いつの間にか中国産に変わっていたのです。

ずっと使ってきた商品でも、こういうことが起こります。特に最近は値上げが続いて、値段は据え置きでも、中身がそっと変わっていることがあるのです。

買う前に気づけて、よかった。——これができるのは、裏を見るクセがあったからです。自分の身体は、自分の目と知識でしか守れません。

見るのは、3か所だけです

食品パッケージの原材料表示で、最初の3つ、砂糖・油の位置、「/」の後ろを見る場所を示した図
見るのは、この3か所だけ(表示は例です)

① 最初の3つが、その食品の「本体」

原材料は、多く入っている順に書かれています。だから、最初の3つを見れば、その食品が「本当は何でできているか」が分かります。

📖 これは私の経験則ではなく、決められたルールです。「原材料に占める重量の割合の高いものから順に、その最も一般的な名称をもって表示する」——出典:食品表示基準(平成27年内閣府令第10号)第3条/東京都保健医療局「食品衛生の窓」加工食品(原材料名)

② 砂糖・油が上位なら、立ち止まる

最初のほうに砂糖や油が並んでいたら、その食品はカロリーが高め。特にこの言葉が上位にあったら、立ち止まってください。

⚠️ 要注意ワード
・植物油脂
・果糖ぶどう糖液糖
・砂糖/ブドウ糖/麦芽糖 が一番最初

③ スラッシュ「/」のうしろは、添加物

原材料表示の中に「/(スラッシュ)」があります。その前が原材料、うしろが添加物です。うしろが長い食品ほど、たくさんの添加物が使われている、という目安になります。

勘違いしやすいのは、順番です。多い順に並ぶのは「原材料は原材料の中で」「添加物は添加物の中で」。ひとつながりの順位ではありません。

ひとつ補足させてください。スラッシュが見当たらない商品もあります。原材料と添加物を分ける方法は、スラッシュのほかに、改行して書く方法や、「添加物」という別の欄を設ける方法も認められているからです。スラッシュを探して見つからないときは、どこかで区切られていないかを見てください。

📖 出典:東京都保健医療局「食品衛生の窓」加工食品(添加物)——原材料と添加物は「記号『/』」「改行」「別欄」のいずれかで区分し、添加物も「添加物に占める重量の割合の高いものから順に」表示すると定められています。

答えの合図(!)

わたしにも読める! 最初の3つを見ればいいんだね

ぱきら(ひらめき)

そう、それだけでいいんだよ

「/」の後ろの名前は、3通りあります

「/」の後ろの書き方は、3通りに決まっています。

その1

名前だけ

例:ソルビトール

名前がそのまま。

その2

用途名+名前

例:甘味料(ステビア)

用途も書く。8つの用途が対象。

その3

まとめた名前

例:調味料(アミノ酸等)

個々の名前は書かずにまとめる。14種類が対象。

用途名を一緒に書く8つ
甘味料/着色料/保存料/増粘剤・安定剤・ゲル化剤(糊料)/酸化防止剤/発色剤/漂白剤/防かび剤(防ばい剤)

まとめた名前で書ける14種類
イーストフード/ガムベース/かんすい/苦味料/酵素/光沢剤/香料/酸味料/チューインガム軟化剤/調味料/豆腐用凝固剤/乳化剤/pH調整剤/膨張剤

📖 出典:食品表示基準 別表第六(用途名)・別表第七(一括名)

「調味料(アミノ酸等)」は、何を言っているのか

いちばんよく見かける書き方です。使った調味料がアミノ酸系だけなら「調味料(アミノ酸)」。アミノ酸系が中心で、核酸系や有機酸系など別の種類も使っていれば「調味料(アミノ酸等)」と書き分けます。つまり「等」は、調味料の種類がアミノ酸系だけではないという印で、正体の分からないものが何種類も入っているという意味ではありません。

ぱきら(疑問)

じゃあ、この書き方があったら避けたほうがいいの?

いいえ。まとめた名前は、ルールで認められた書き方で、危ないという意味でもありません。ただ、買う側から見ると中身の名前までは分からない。そこだけ知ったうえで選べばいいのです。

もう2つ、読み違えやすいところ
・カッコの中にも原材料があります。どのカッコの中にあるかで意味が変わります → 即席めんの原材料表示の読み方
・書かなくてよい添加物もあります。「無添加」=添加物ゼロではありません → 「無添加」は意味ない?

「健康」の文字に、だまされないで

実は、健康をうたっているのに、まったくそう思えないものもたくさんあります。

私は、いわゆる健康ドリンクを飲みません。コンビニにずらりと並ぶ、高価なものも含めてです。どんなに良いことが書いてあっても、原材料の最初は、たいてい砂糖やブドウ糖だからです。

ドリンクは液体です。腐らせないために、大量の糖分が欠かせません。「体にいい」と思って飲んでいる野菜ジュースも、原材料の最初がブドウ糖、ということが少なくありません。それはつまり——砂糖を飲んでいるのと、そう変わらないということです。

安い健康食品も同じです。原材料の一番最初が麦芽糖。私に言わせれば、それは飴ちゃんです。ほとんど砂糖に、ビタミンをちょこっと。それを立派な名前で売っているものも、正直あります。

誤解しないでください。すべてのサプリメントがダメ、とは言いません。選び方が大事だと、お伝えしているのです。良いものも、ちゃんとあります。見分けるのは——やっぱり、裏の表示です。

まとめ:裏を見る、それだけで変わる

  • 表の宣伝文句ではなく、裏の原材料表示を見る
  • 原材料は重量の多い順。最初の3つが、その食品の本体
  • 砂糖・油・液糖が上位なら、立ち止まる
  • 「/」のうしろは添加物。「/」がなければ、改行や別の欄で区切られています
  • うしろの名前は3通り。「調味料(アミノ酸等)」は、まとめた名前で書かれたもの

添加物のこと、食品ごとの具体的な選び方は、これからの記事で、ひとつずつお伝えしていきます。

難しい知識はいりません。裏を見るクセ、それひとつです。今日の買い物から、そっと一品、裏返してみてください。

未来のあなたの身体は、今日、何を食べたかで決まります。

※本記事は、食品表示のルールと、販売現場での経験や個人の考えに基づくものです。特定の商品や成分の効果・安全性を保証、または否定するものではありません。

買い物に持っていく
「裏ラベルの見方」早見表を差し上げます

原材料名の「/」の意味、カッコの中の読み方、そして「無添加」「自然塩」「食塩相当量」の落とし穴。売り場に25年立って身についた見方を、A4・1枚にまとめました。スマホでそのまま開けます。棚の前で迷ったときに、お使いください。

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ぱきら

この記事を書いた人|ぱきら

健康食品・自然食品の販売現場に立ち続けて約25年。華やかな広告の裏にある「商品の本当の姿」と、流行に流されない「賢い選び方」をお伝えしています。

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この記事を書いた人

25年間現場で「健康の正体」を見極めてきた目利き
はじめまして。健康業界の現場に立ち続けて約25年。自然食品、健康食品やサプリメントを主軸に、寝具全般、化粧品、補正下着、整水器に、インソール、健康ジュエリー、空気清浄機から補聴器まで、延べ数千点に及ぶ「健康にまつわる商品」をは幅広いジャンルで直接お客様に届けてきました。

私がこの四半世紀で学んだこと。それは、「華やかな広告やマーケティングの裏にある、商品の本当の姿」です。

世の中には「国産=安心」「高価=高品質」というイメージが溢れていますが、現場で多くのお客様の体調の変化や原材料の真実を見てきた私には、別の景色が見えています。何を食べるか、何を使うか以上に大切なのは、情報に惑わされず「自分に本当に必要なもの」を【正しく選ぶ力】です。

このブログでは、忖度なしの現場経験をベースに、流行に流されない「賢い商品選びの基準」をシェアしていきます。あなたの体が、もっと楽に、もっと健康でい続けるための「考えるヒント」になれば幸いです。

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